2011年11月18日金曜日

2010.11.21 選手権埼玉県予選 決勝 正智深谷高校

選手権埼玉県予選 決勝

2010.11.21 正智深谷高校(6-0) ☆ 埼玉スタジア
ム2002(天然芝)

 県予選決勝トーナメント決勝。正智深谷高とは公式戦で2回対戦。新人戦では2-1、関東大会予選決勝では延長で5-3と共に勝っている。

 正智深谷高はそれ程にはプレスは強くないが、10番FW目黒や7番2年生MF内田、9番2年生FWの野中などが少ないタッチでチャンスを作ることが出来、攻撃力が高い。またディフェンスもDF福田を中心に安定。決勝までは、浦和東高との延長戦での勝利以外は順調で、予想通り勝ち上がってきた強敵である。県北地方の期待を一心に集めているようで、掲示板などでの戦前の予想では正智深谷高有利との声が多かった。

 西武台の先発メンバーは前戦の武南高戦と全く同じになった。GK小澤、RSB澤本、CB町山&山崎、LSB大迫、ボランチ松本&末松、RMF中村、LMF阿部、FW佐々木&清水の4-4-2。
会場の埼玉スタジアム2002は決勝ということで6,500人のほどの入り。西武台は全校応援、またOBや家族関係で大変にぎやかである。26、27期のOBの姿が多く見受けられた。

 事前の予想としては、正智深谷高は武南高や市立浦和高と比較して中盤のプレスが強くない為、西武台のボール支配率が高くなるのではないか、その支配できている時間にいかに得点を積み重ねる事ができるか、逆に得点が少ない場合は、終盤にカウンターで逆転される恐れもおおいにあると見ていた。また、相手10番目黒をいかに押さえるかが試合を決める重要なポイントで、好き勝手にやらせない、ファウルを取られないことを警戒する必要がある。

 しかし、試合は全く予想と異なる展開となった。正智深谷高は予想以上にプレスをかけ、テクニカルなパス交換やサイド攻撃で立ち上がりの20分間を完全に制圧した。10番目黒へ西武台の選手が二人、三人で囲んでボールを取ろうとするがなかなか奪えない。個々の玉際の強さも西武台を上回る場面が多く、決定的なピンチが3回ほどあった。しかし、西武台もGK小澤を筆頭に全員の守備でなんとかしのぎ、相手のミスもありなんとか得点を許さない。攻撃では、FW清水が相手DF福田とのヘディングでせり勝てず攻撃の起点とならない。このままのペースだとまずいなと正直思った。ハーフタイムでいかに修正するか、前半はなんとか無失点でしのぎ後半に期待するしかない。
 試合は20分以降は、やや落ち着いた展開となる。お互いのスタイルがわかってきた事と、正智深谷高がやや攻め疲れてきたようだ。FW清水が相手DF福田との競り合いに勝ち始め、徐々に西武台の攻撃にリズムが出始める。

 35分頃試合が動く。MF中村のロビングパスがFW佐々木雅人と相手GKの間に落ち、佐々木がGKをかわして無人のゴールへ蹴り込み先制ゴール。相手GKの判断ミスをついた、佐々木らしい得点であった。相手GKは関東大会の時とは異なる2年生で、GKとしては上背がない。正智深谷高のウイークポイントではないかと事前に予想していた。1-0のままハーフタイムを迎えるが応援席には緊張感が持続している。

 後半開始早々、正智深谷高が息を吹き返したかのような攻撃で再び西武台を襲うが、これもなんとかしのぐと西武台のパスが縦に横につながり始め、MF阿部、MF中村の両サイドの動きが目立ち始める。46分阿部のスピードを生かすボランチ末松のパスで阿部がマイナスのクロスをゴール前に送ると、待ち受けていた佐々木がうまくあわせゴール。2点目。52分同様な展開でLSB大迫のロビング気味のクロスを佐々木が絶妙なトラップで一気に左足のシュートまで持込みゴール。佐々木ハットトリックの大活躍。試合は後半開始10分ちょっとで、いきなり3-0と西武台の押せ押せとなる。正智深谷高は気持ちがやや折れ始めた感じで、その後は圧倒的に西武台のペースとなった。RSB澤本がどんどんオーバーラップを見せ、60分、75分とゴールを決める。72分には末松が清水のアシストでゴール。最終的には6-0の大差で西武台が圧勝、優勝となった。

 前半の正智深谷高ペースの展開からは想像できないワンサイドゲームとなった。西武台の強さが際立った結果となった。
本庄第一高、市立浦和高、武南高、正智深谷高に打ち勝っての優勝は、文句無しの埼玉代表であると言えるだろう。
後半の交代選手は、岡本(佐々木)、斉藤(小澤)、野上(大迫)、菊野(町山)、小林尚剛(中村)。交代選手も含め全員3年生で戦った決勝戦であった


動画へリンクします:選手権7正智深谷


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2011年11月10日木曜日

2010.11.14 選手権埼玉県予選 準決勝 武南高校

選手権埼玉県予選 準決勝
2010.11.14 武南高校(3-2) ☆ NACK5スタジアム
(天然芝)
 県予選決勝トーナメント準決勝。28期生は武南とは公式戦では初対戦。U16では2度対戦しており、1勝1分。武南はプリンスリーグ関東一部で大苦戦(1分10敗)ではあったが、夏のインハイ県予選では3位となり、照準を選手権に合わせ選手を入れ替えながらチーム力が相当アップしているらしい。各種のブログや掲示板などからは、近年にないほど今年の武南への期待の高さを感じる。また、西武台は選手権予選では武南に一度も勝った事がないらしい。決勝トーナメントで武南に対戦した時は、武南大山監督の戦術にはまり、ことごとく敗れ去っている。西武台と守屋監督にとっては、県内で超えなければならない大きな壁である。

 西武台の先発メンバーは前戦の市立浦和戦と全く同じになった。GK小澤、RSB澤本、CB町山&山崎、LSB大迫、ボランチ松本&末松、RMF中村、LMF阿部、FW佐々木&清水の4-4-2。
 会場のNACK5スタジアムは準決勝、しかも西武台対武南という強豪同士の久々の対決ということもあり5,000人の大入り。メイン/バックスタンドはほぼ満席となった。事前の予想としては、西武台の中盤のプレスが効いて武南に先手先手でボールを支配できれば勝てる、場合によってはワンサイドゲームにもなりうると思っていた。しかし、武南は個人技とタフさを予想以上に備えており一進一退の緊張した激戦、好ゲームとなった。

 試合は、開始早々から西武台の中盤のプレスが圧倒し、1分にあわやOGかというような相手DFのクリアで得たCKをニアにいたCB山崎がヘッドで後ろへそらしてゴール。いきなりゲームが動く。
 5分、西武台の左サイドが前掛かりになった所を武南10番河野の個人技でかわされ強烈なミドルシュートで同点。前評判通りの選手であった。その後は無得点のまま前半終了。

 西武台は中盤でのプレスが効き、左MF阿部、右MF中村からのドリブルやクロス、サイドバックのDF澤本やDF大迫の上がりも見られ、前戦までの縦へのロングボールだけではない繋ぐサッカーも出来ていた。しかし、武南もボールキープに長け、西武台の選手がなかなか奪えない場面が目立った。相手に一発で取りに行こうとすると、武南の選手はフェイントをかけてかわしてパスを繋ぐ。Jユースチームと同じようなテクニカルなプレーが多いチーム。このような相手には余裕を持たせない、常にプレスをかけ続けることが一番の守備となる。FW清水慎太郎への武南のマークは徹底されていた。特に4番の長身の2年生DF田代が体を張ってがんばっていた。
 
 後半は西武台としては落ち着いた展開で、武南に対して支配できる時間が増えた。相手のボールを取りに行く時も一発で飛び込まなくなったため、ワンタッチでの連続したパスを許す事も減ってきた。50分、CB山崎のヘッドのクリアボールが相手選手のヘッドミスでFW清水の前に落ち、相手DF2人を引き連れ、最後は4番2年生DF田代のファウルを振りほどきながらFW清水がGK左に冷静に流し込み西武台が2点目。FW清水の強さが発揮された場面であった。
 この1点で試合が動き出す。武南の反撃が続く。両サイドを使った攻撃の連続で西武台としては我慢の時間であったが、CKからのこぼれをつめられてしまい同点に。ややもったいない失点であった。
 先制し、すぐに追いつかれ、またも先に追加点を奪いながらも追いつかれる。リードする時間が少ないために、応援している側にとってはハラハラであるが、ゲーム内容としては双方の高い技術のパスワークやロングボール、ドリブル等の応酬のなか得点が入るため大変面白いと感じた。見ていて楽しい試合となった。
 試合は同点のまま65分頃、足の止まり始めた武南の右SBのところで粘ったMF阿部が相手クリアミスに乗じてセンターへマイナスのパス、ダイレクトでFW清水がシュートしたボールが相手GKの股間をすり抜け3点目。決勝のゴールとなった。その後は双方チャンスがあったが懸命なディフェンスで得点に至らず。西武台が3-2で逃げ切った。

 武南はうまかったと思う。体力もあり足がつった選手はほとんどいなかった。勝ちたいという気持ちも感じた。

 この試合もFW清水の強さ、決定力、すごさが目立った結果となった。しかし、FW清水以外のメンバーも誰一人として武南の選手に負けていなかったから勝てたと思う。この県予選、これまではFW清水へボールを集める為に、縦へ蹴る形が目立っていたが、この試合は丁寧なトラップや連動した動きでのパス交換、サイドチェンジのロングボール、サイドバックからのゴール前へのクロスなど精度の高いプレーが随所に見られた。この年の西武台はつなげないという見方をしていた人は、考えを改めたのではないだろうか。西武台の選手も武南と同じようにうまさも持っている。ただ、うまいだけでは勝てないという危機感がこの年のチーム作りのベースにある。強さを身につける為に、この1年間努力してきたのである。武南戦での勝利は、指導者としての守屋監督の勝利である。
後半の交代選手は、岡田(中村)、恩田(大迫)、菊野(末松)。

 前週の市立浦和高戦と違い、武南に負けるイメージは湧かなかった。24期生が準決勝で武南に負けて以来、公式戦では負けていなかったからだと思う。

 やっと、選手権予選で武南に勝つことが出来、代表まであと1勝となった。過去の全国での実績では武南には及ばないが、インターハイ3位となったこの年に武南に勝った事で、守屋監督は一皮むけたと思う。

次戦は次週11月21日 正智深谷高との決勝。埼玉スタジアム2002 14:05 KICK OFFである。

動画へリンクします:選手権6武南


テレ玉はこちら:西武台 VS 武南  第89回全国高校サッカー 埼玉準決勝 (2010年11月).avi





2011年11月1日火曜日

2010.11.06 選手権埼玉県予選 準々決勝 市立浦和高校

選手権埼玉県予選 準々決勝
2010.11.06 さいたま市立浦和高校(2-1) ☆ 熊谷文化スポーツ公園陸上競技場(天然芝)

県予選決勝トーナメント準々決勝。市立浦和高とは公式戦3戦目。新人戦とインハイ予選それぞれの決勝で対戦し1勝1敗。お互いの戦術、特徴はよくわかっている。市立浦和高の特徴は、組織的な守備とサイドを使った攻撃。進学校ということもあり戦術理解度が高い。個人的なスキルは特段に突出している訳ではないが、粘り強い守備には定評が有る。キープレイヤーは10番のボランチ森崇。彼をどう押さえるかが試合の鍵となる。
西武台の先発メンバーはインハイ時と全く同じになった。GK小澤、RSB澤本、CB町山&山崎、LSB大迫、ボランチ松本&末松、RMF中村、LMF阿部、FW佐々木&清水の4-4-2。

試合は、開始5分に市立浦和高が先制。SB澤本をかわして上げたセンタリングをCB山崎がジャンプするが届かず、SB大迫の背中から飛び込んできた市立浦和の13番2年生杉山がダイビングヘッドでゴール。市立浦和の得点はいつもながらあり得ないようなゴールが決まってしまう。その前にDFとGK小澤が譲り合って危ない場面等があり、西武台は試合への入り方が悪かった。会場が今大会で初のホーム以外の場所であり、またブラスバンドの音で声が聞こえない中、落ち着く前にやられてしまった感じ。スタジアムで音が反響するため、選手同士の会話も出来ない時もあったらしい。

それでも、西武台には慌てる気配はない。徐々に攻撃にリズムが出来始めた前半30分に、左MF阿部のクロスにFW清水がヘッドで合わせ同点ゴール。同35分頃に、右サイドでSB澤本とのパスで相手を崩したMF中村が上げたセンタリングをファーサイドにいたFW清水が、またもヘッドでゴール。前半のうちに逆転した。どちらも清水独特の高い打点でのヘッドであった。

後半も、清水にボールが渡るたびにチャンスが生まれ、ゴールの可能性を感じた。市立浦和は、FK(森)をDFとGKの間に入れチャンスを作ってはいたが、総じて脅威とはならず。やや単調な攻めとなりいつもの嫌らしさは感じられなかった。市立浦和としては、思いがけずに早い時間で1点先取したことで、逆に受け身になってしまい当初描いていた攻撃的なゲームプランへ選手達が修正できなかったのではないか? 同点にされすぐに逆転され、相手(西武台)に勢いを与えてしまったと思う。

後半は、清水のチャンスメイクや阿部の決定的なチャンスがあったが得点ならず。結局2-1で西武台が勝利。内容的には3-1か4-1のスコアであってもおかしくなかった。清水の突出した身体能力が多いに目立ったゲームであった。尚、終盤は双方で足がつってしまう選手が続出。運動量以外にいつもとは違うプレッシャーがあったのだろう。西武台の後半の交代選手は、平野(中村)、田所(佐々木)、恩田(大迫)、岡本達郎(末松)、菊野(町山)。浦和JrY出身の岡本(篠田)達郎の出場は喜ばしい。スポーツヘルニアに悩まされながらも彼はサッカーをあきらめなかった。まだまだ出場のチャンスがくるだろう。

次戦は次週11月14日 武南との準決勝。NACK5スタジアム 11:35 KICK OFFである。


動画へリンクします:選手権5市立浦和

テレ玉はこちら:第89回全国高校サッカー 埼玉準々決勝 (2010年11月).avi


2011年10月27日木曜日

2010.10.31 選手権埼玉県予選 決勝トーナメント 本庄第一高校

選手権埼玉県予選 決勝トーナメント

2010.10.31 本庄第一高校(1-0) ☆ 西武台第二グランド(人工芝)

県予選決勝トーナメント。(16チーム)いよいよ負ければ引退となる一発勝負。
西武台は本庄第一に勝つと、準々決勝で市立浦和>準決勝で武南>決勝で正智深谷or浦和東or埼玉栄と対戦する事となった。いずれも楽に勝てる相手ではない。この県予選で優勝すれば、まさに真の埼玉県の王者といえるだろう。全国選手権で優勝するという目標達成の為に、避けては通れぬ「いばらの道」である。

本庄第一とは、この年は2回公式戦で対戦している。新人戦中央リーグでは7-1、関東大会予選では2-0で勝っている。しかし、引退試合となる可能性が高いこの試合には、今まで以上の強い気持ちでぶつかってくる事が予想された。もともと、GKの門井誠也を筆頭に技術が高い選手も多く、体の当りも激しいチーム。春先の試合では我慢強さが足りずに、ずるずると大量失点する悪い癖が有ったが、その点をどう克服しているのか?いずれにせよ、西武台にとっては気を抜けない相手である。
西武台の先発メンバー GK小澤、RSB恩田、CB町山&山崎、LSB大迫、ボランチ松本&末松、RMF中村、LMF阿部、FW佐々木&清水。久々の復帰組が先発。先週のTM(流経柏)と同じメンバー。
西武台としては清水慎太郎をいかに復活させるか?が、大きな課題。今後の試合を見据え、そのテストケースとなったように思う。シンプルに清水にボールをあずけ、彼のやりたいようにやらせていたのではないか?まだまだ本調子でないため、相手のDF2.3人に囲まれボールを失う場面や、強引にシュートするが枠を外す場面が多かった。その為、観戦者からみれば、縦へのボール、ロングボールが目立ち、清水に預ける場面が多く、同じ攻撃パターンを繰り返すのみで創意工夫が見られず物足りなさを感じた人が多かったかもしれない。

清水は前週の流経柏とのTMよりも運動量が増え、キレがあった。80%の回復具合ではないか。彼一人で10本近くシュートをうっていたが、これからどんどん良くなって行くと思う。清水の特徴であるアシストのうまさが出てくるようになれば(アシストする余裕がでてくれば)佐々木を初めとする他の選手のゴールも増えて行く。

戦前の予想としては、本庄第一の戦略はディフェンスを固めてカウンター狙い、またはPK狙いではないか?と思っていたが、まさにその通りとなった。
中盤の攻防が激しいが西武台優勢ですすむ。シュートまで行くのだが、相手GKがその実力をいかんなく発揮し、ファインセーブを連発。ファールが少なく、カード無しの引き締まった好ゲームとなった。前半0-0、後半も15分まで無得点。末松光がビッグチャンスのボレーを浮かせて外す場面では、3年前の同じようにビッグチャンスを外して破れた試合(大宮東との準々決勝)が脳裏に浮かんだ。最悪のパターンとしてこのまま無得点のままPK戦に突入すれば、相手GKの出来の良さから、「引退」の二文字も頭に浮かぶ。
そうした緊張が続く中、後半17分、CB山崎がタックルで奪い取ったボールがFW佐々木につながり、左サイドへドリブル。コーナー近くで相手をかわして左足で低い弾道でセンタリング。ゴール中央で相手DFを引き連れたFW清水慎太郎が、そのボールめがけダイビングヘッド!でGOAL!! 勇気あるすばらしいプレーであった。

ついに均衡がやぶられた。失点した本庄第一はカウンター狙いの戦術を変更せざるをなくなり、前掛かりとなって行かざるを得ない。その為、逆にボールを失うとピンチとなるケースが多くなった。しかし、この試合の本庄第一は我慢強くあきらめなかった。GK門井を中心に必死で守り追加点を許さない。途中交代して入った西武台のMF岡田、FW田所がそれぞれGKと1対1となったがファインセーブで追加点ならず。西武台としては追加点で楽になりたいところだが、逆にカウンターで同点にされる恐怖も感じ、最後まで気の抜けない試合となった。
試合はそのまま1-0で終了。苦しい試合であったが、勝ち上がることが出来た。

試合後、本庄第一の選手たちの表情からは「やりきったという清々しさ」を感じた。負けはしたが、充足感もあったのだろう。良い形で高校サッカーを終える事ができたようだ。
西武台は本庄第一のメンバーの思いを受け継ぎ戦って行かなければならない。次週はいよいよ準々決勝。県北熊谷の地での市立浦和戦。早くも天王山である。

後半(25分頃)に交代出場したメンバーは、FW田所(佐々木)、RMF岡田(中村)

動画へリンクします:選手権4本庄第一.mpg

2011年10月20日木曜日

2010.10.23 TM 流通経済大柏

選手権埼玉県予選 決勝トーナメントを次週に控えて、最後の調整試合。
2010.10.23 流通経済大付属柏高校(1-0) ☆ 
流通経済大付属柏高校グランド(人工芝)
選手権予選Best16を一週間後に控えた、いわば最終調整となるテストマッチ。相手は実力日本一、レギュラーが30人いると言われる流経柏。アウェイでの対戦。双方ほぼAチームのメンバーと推測。
ハイプレス&フィジカル強大のチームと聞いており、実際に見てみたいと思っていた。西武台や全国の他の強豪と言われるチームと比べてどうなのか?  結論:ハイプレスはさほど感じなかった。西武台も同様のスタイルであり、厳しいつばぜり合いを繰り返し、DFからロングボールを多用する事もなく、ボールに対するチェイスに双方疲れを見せないゲームとなった。流経柏の印象は、フィジカル強大:体が強い!と、同時に荒っぽい印象も。テストマッチで流経柏のコーチがレフリーを担当したため、明らかにファール!でも流すケースが多かった。
先発メンバーは、小澤(GK)、恩田(RSB 澤本は肉離れから回復中)、町山(CB 久々出場)、山崎(CB)、大迫(LSB 久々先発)、中村(RMF 久々先発)、阿部(LMF)、末松&松本(ボランチ)、佐々木(FW)、清水(FW 久々先発)。ケガ明けや、調子を落としていたメンバーが久々に先発となった。インターハイ先発メンバーとの違いは恩田(澤本の代わり)だけ。彼らがどれだけ調子を戻してきたか、試す相手としては申し分無し。
試合は6:4で流経がボール支配しつつも、西武台のディフェンスも固く攻守の切り替えが速い好ゲームとなったが、前半半ばの佐々木のミドルシュートが決勝点となった。流経の選手達の個人スキルの高さは、FWやCBのJチーム注目の選手から多いに感じられたが、全体的にはスキルよりもフィジカルの強さと、試合中に相互に批判し合う異様な雰囲気が印象に残った。チーム内の競争が激しいため致し方ないのかもしれないが、彼らをまとめるキャプテンは重責であろう。
西武台の久々先発組は、かなり回復しているように見えた、清水の運動量は70%位まで回復したようだ。町山は今一歩。大迫はほぼ回復。中村はいつもよりも運動量が多かった。この3人は後半の25分まで出場した。残り1週間でもっと状態はよくなるであろう。10月31日の、本庄第一戦の先発メンバーが誰になるのか楽しみである。


2011年10月17日月曜日

2010.10.17 選手権埼玉県予選 2次予選 川口北高校

選手権埼玉県予選 2次予選

2010.10.17 川口北高校(3-1) ☆ 西武台第二グランド(人工芝)

県予選二次予選。3試合目。川口北高校は関東大会予選で3-2と苦戦した相手。しかし、今回の選手権予選では2連敗と精彩を欠いている。進学校でもあるため、主力選手の一部がすでに引退しチーム力が落ちているのではないかとの話。
西武台高校は既に決勝トーナメント進出が決定しており、仮に大敗しない限りグループ1位となる為、やや気持ち的にゆるいゲームになりそうな感じである。反対に川口北高校は、まだかすかに決勝トーナメント進出の可能性があり、また負ければ高校サッカー引退試合ともなる為、モチベーションの高さをゲーム前の練習から感じた。
この日の欠場メンバーはFW清水(ケガ明け)、DF町山(ケガ明け)、DF澤本(肉離れ)。先発メンバーはGK小澤、RSB野上、CB菊野&山崎、LSB恩田(2年)、ボランチ松本&末松光、RMF岡田、LMF阿部、FW佐々木&田所(2年)。末松光が今予選初出場。
気温25℃と良好なコンディション。川口北高校は、前の2試合の相手(伊奈、松山)よりもより強敵であった。中盤のプレスが早く、サイドへの速いパス回しなどで良い形を作っていた。FWもスピードやスキルがありGK小澤の好セーブに助けられたシーンが2・3回あった。西武台はボランチの松本と末松が目立たず中盤でのボール支配に苦しみリズムが出ない。その為ロングボールからの組み立てが目立ち単調なサッカーとなった。その中ではLMFの阿部がスピードを生かしサイド攻撃の起点となり多くのチャンスを作っていた。先取点は、前半16分CKのこぼれをMF末松がシュート、相手DFにあたりコースが変わりGKがなんとか反応してはじいたが、そのボールをFW田所がゴール。2点目は、相手GKのパントキックをCB山崎のヘッドでFW佐々木につなぎ、佐々木がドリブルしたあと右45度からシュート、相手GKがなんとか右手で触るがそのボールを田所が相手DFより一瞬早く触ってゴールへ。リズムが良くない中でも、ちょっとした相手の隙をついた2得点であった。前半にはもう一回得点のチャンス。岡田からのスルーパスに反応した田所が、PA内で相手DF(主将)に引っ張られPK。守屋監督指名のキッカー阿部が蹴ったPKは相手GKに止められ3点目とならず。この試合の相手GKは気持ちが入ったプレーを見せていた。これで試合は締まり後半へと続く。
後半の最初の点は佐々木。PA外からのミドルシュートがゴール。積極的な姿勢から生まれたゴール。繋ぐ事にこだわった過去の西武台との違いを見せつけたゴールではなかったか。
3-0とはなったが、川口北の選手達はあきらめずに戦っている。交代枠5人をすべて使いきって総力をあげて戦っていた。後半残り15分で、西武台が3人の選手交代した後に、川口北がFKからのこぼれをシュートしゴール。3-1となり、川口北の選手やベンチ、応援席が多いに盛り上がった。試合はこのまま終了。西武台としては課題の残る試合となったのではないか? この試合の川口北高の選手達の気迫、思いの強さは実力の差を覆すくらい脅威となっていた。後半交代して入った3人(清水、中村、大迫)は、楽勝ムードで試合に入ったが、すぐに雰囲気に圧倒されたのではないか? 3人ともに消極的なプレーに終始し良さが見られなかった。

高校部活の集大成である選手権予選。いよいよ決勝トーナメントベスト16が始まる。楽な戦いなどないだろう。川口北と同様に、どの高校も選手やベンチ、応援の父兄やOBや生徒達が普段以上の気持ち、気迫で全国3位の西武台に立ち向かってくる。気持ちを引き締め、しっかりとフィジカルとメンタル両面で準備しなければならない。


後半に交代出場したメンバーは、FW清水慎太郎(田所)、RMF中村聡一郎(岡田)、DF大迫翔太(恩田)、MF羽成(佐々木)。

動画へリンクします:選手権3川口北.mpg


2011年10月12日水曜日

2010.10.10 選手権埼玉県予選 2次予選 松山高校

選手権埼玉県予選 2次予選

2010.10.10 松山高校(10-0) ☆ 西武台第二グランド(人工芝)

県予選二次予選。2試合目。松山高校は対戦した事がないチーム。この日の欠場メンバーは前日の第一戦と同じくFW清水(ケガ明け)、MF末松(前日大学受験)、DF町山(ケガ明け)。先発メンバーは前日の第一戦と同じく以下の通り。GK小澤、RSB澤本、CB菊野&山崎、LSB恩田(2年)、ボランチ松本&平野(2年)、RMF岡田、LMF阿部、FW佐々木&田所(2年)。
早朝雨模様であった天候が急激に好転し、ゲーム開始の頃は晴れ間ものぞくコンディションとなった。松山高校は、前日に川口北を3-2で破る快進撃で波にのっている様子。開始早々1分に西武台のCKを松山高校がオウンゴール。松山高校としてはゲームの入り方が悪かった。西武台は中盤で松本がことごとく相手からボールを奪い、たびたび攻撃につなげる。2点目は佐々木のヘッド。3点目は田所のオーバーヘッド、4点目も田所がセンタリングをあわせ、前半終了間際にも自身ハットトリックとなる5点目のミドルを決めた。前半終了して5-0と思わぬ大差となった。後半も同じメンバーでスタート。5分くらいに田所が自身4点目となる左足ミドルをきめ、次いで菊野がCKでヘッドでゴール、DF澤本がPKエリア内でパス&ドリブルでシュートゴール、公式戦初出場の滝童内が佐々木のスルーパスからゴール、交代したての野上がCKでゴールと後半も5点を追加し圧勝。2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

後半に交代出場したメンバーは、伴瀬大、滝童内、野上、大迫。
動画へリンクします:選手権2松山.mpg



以下ゲキサカの記事
[選手権]「全国総体4強は過去のこと」西武台が圧巻の10-0勝利
[10.10 全国高校選手権埼玉県大会2次予選L 西武台 10-0 松山 西武台G]

 第89回全国高校サッカー選手権の予選大会は各都道府県で熱戦を展開中。埼玉県大会では10日、16強を懸けた2次予選リーグの第2戦を行い、全国高校総体4強の西武台が10-0で松山を下した。2連勝の西武台は決勝トーナメント進出を決めた。

 全国総体4強はもう過去のこと。あと一歩のところで日本一を逃した西武台だが精神的に非常にいい状態で選手権を迎えている。この日はJ注目のエース清水慎太郎と清水と同じく高校総体優秀選手に選出されたMF末松光、そしてDFの柱・CB町山阿記(全て3年)と3選手が大学受験や負傷のために欠場。ただ総体時の主力でも決してレギュラーを保障されていない競争と厳しさがある現在の西武台は、その不安を全く問題にしなかった。4-0で快勝した伊奈学園総合戦と同じ先発11人で、大会関係者が「強い」と舌を巻くサッカーを繰り広げた。

 松山は関東大会予選準決勝で西武台と2-3の好ゲームを演じた川口北を初戦で撃破。勢いは十分にあり、アタッキングエリアでのスピードあるパス交換からFW大庭玄揮(3年)や2年生MF菅原和人がシュートにまで持ち込んでいた。
 ただ、西武台は格が違った。際立ったのはボールを取りにいく意識の高さとその精度。MF松本和樹主将(3年)らが高い位置で次々にインターセプトし、ショートカウンターなどから松山ゴールを陥れた。

 守屋保監督は言う。「インターハイでは準決勝で滝二(滝川二)に0-4で負けて『自分たちはこんなに足りないんだ』と選手が理解することができた。自分たちが全国のトップレベルにあるなんて思っていない。確かに(技術の高い)ウチの選手はボールを持てば何でもできるかもしれない。でもボールを持たないと何も始まらない。滝二のときできなかったのがウチで、市船はできたから(決勝で滝川二に)勝てた。だからボールに行け!行け!といつも言っています」。

 試合は前半1分に相手オウンゴールで先制すると、9分にはFW佐々木雅人(3年)が頭で加点し、11分、23分にゴールを決めたFW田所昇(2年)が27分にも佐々木のパスからゴールを破り、ハットトリック達成。後半にも2分に右SB澤本玲(3年)が決めたゴールを皮切りにCB菊野太紀(3年)、田所の4点目、そして途中出場のMF滝童内宏樹とDF野上健雄(ともに3年)もゴールを破る大勝だった。シュートまで持ち込まれてしまうところにやや守備の不安が感じられたが、守護神・小澤章人(3年)が好反応でシュートはことごとくセーブ。無失点で試合を締めた。

 どんなチームに対しても気持ちで引くことはない。そう感じさせるこの日の10-0だった。松本主将は「滝二戦は1点取られて前に行くチームが下がっちゃった。前から行けていればやれない相手ではなかったと思う。確かに全国ベスト4までいくことができたけれど、過去のことを忘れて一からやろうと言っていた。原点からやろうと。自分たちはまず相手ボールに積極的に行くこと。そこを徹底してやる。甘さが出たらやれていない時があるので試合を通してやっていきたい」。

 9月の石川遠征では前橋育英(群馬)や四日市中央工(三重)といった強豪に勝利。全国クラス相手もボールを奪うことに固執したサッカーで飲み込んできた。現在の目標は県制覇だが、全国総体準決勝で大敗した滝川二に意識が高まり、成長した自分たちの姿を、県大会のその先の舞台でみせることを選手たちは願っている。 

(取材・文 吉田太郎)