2011年10月17日月曜日

2010.10.17 選手権埼玉県予選 2次予選 川口北高校

選手権埼玉県予選 2次予選

2010.10.17 川口北高校(3-1) ☆ 西武台第二グランド(人工芝)

県予選二次予選。3試合目。川口北高校は関東大会予選で3-2と苦戦した相手。しかし、今回の選手権予選では2連敗と精彩を欠いている。進学校でもあるため、主力選手の一部がすでに引退しチーム力が落ちているのではないかとの話。
西武台高校は既に決勝トーナメント進出が決定しており、仮に大敗しない限りグループ1位となる為、やや気持ち的にゆるいゲームになりそうな感じである。反対に川口北高校は、まだかすかに決勝トーナメント進出の可能性があり、また負ければ高校サッカー引退試合ともなる為、モチベーションの高さをゲーム前の練習から感じた。
この日の欠場メンバーはFW清水(ケガ明け)、DF町山(ケガ明け)、DF澤本(肉離れ)。先発メンバーはGK小澤、RSB野上、CB菊野&山崎、LSB恩田(2年)、ボランチ松本&末松光、RMF岡田、LMF阿部、FW佐々木&田所(2年)。末松光が今予選初出場。
気温25℃と良好なコンディション。川口北高校は、前の2試合の相手(伊奈、松山)よりもより強敵であった。中盤のプレスが早く、サイドへの速いパス回しなどで良い形を作っていた。FWもスピードやスキルがありGK小澤の好セーブに助けられたシーンが2・3回あった。西武台はボランチの松本と末松が目立たず中盤でのボール支配に苦しみリズムが出ない。その為ロングボールからの組み立てが目立ち単調なサッカーとなった。その中ではLMFの阿部がスピードを生かしサイド攻撃の起点となり多くのチャンスを作っていた。先取点は、前半16分CKのこぼれをMF末松がシュート、相手DFにあたりコースが変わりGKがなんとか反応してはじいたが、そのボールをFW田所がゴール。2点目は、相手GKのパントキックをCB山崎のヘッドでFW佐々木につなぎ、佐々木がドリブルしたあと右45度からシュート、相手GKがなんとか右手で触るがそのボールを田所が相手DFより一瞬早く触ってゴールへ。リズムが良くない中でも、ちょっとした相手の隙をついた2得点であった。前半にはもう一回得点のチャンス。岡田からのスルーパスに反応した田所が、PA内で相手DF(主将)に引っ張られPK。守屋監督指名のキッカー阿部が蹴ったPKは相手GKに止められ3点目とならず。この試合の相手GKは気持ちが入ったプレーを見せていた。これで試合は締まり後半へと続く。
後半の最初の点は佐々木。PA外からのミドルシュートがゴール。積極的な姿勢から生まれたゴール。繋ぐ事にこだわった過去の西武台との違いを見せつけたゴールではなかったか。
3-0とはなったが、川口北の選手達はあきらめずに戦っている。交代枠5人をすべて使いきって総力をあげて戦っていた。後半残り15分で、西武台が3人の選手交代した後に、川口北がFKからのこぼれをシュートしゴール。3-1となり、川口北の選手やベンチ、応援席が多いに盛り上がった。試合はこのまま終了。西武台としては課題の残る試合となったのではないか? この試合の川口北高の選手達の気迫、思いの強さは実力の差を覆すくらい脅威となっていた。後半交代して入った3人(清水、中村、大迫)は、楽勝ムードで試合に入ったが、すぐに雰囲気に圧倒されたのではないか? 3人ともに消極的なプレーに終始し良さが見られなかった。

高校部活の集大成である選手権予選。いよいよ決勝トーナメントベスト16が始まる。楽な戦いなどないだろう。川口北と同様に、どの高校も選手やベンチ、応援の父兄やOBや生徒達が普段以上の気持ち、気迫で全国3位の西武台に立ち向かってくる。気持ちを引き締め、しっかりとフィジカルとメンタル両面で準備しなければならない。


後半に交代出場したメンバーは、FW清水慎太郎(田所)、RMF中村聡一郎(岡田)、DF大迫翔太(恩田)、MF羽成(佐々木)。

動画へリンクします:選手権3川口北.mpg


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